スリコの運営会社のPALのアプリでいろいろ商品を見ていると、悪い評価を下しているレビューも特に削除する等の対応をしていないので、それと対称的な、やたらとレビュー数がありそれが信用できるのかどうかわからない中華系EC企業とは戦略が違うのだなと感じます。中華系EC企業の商品の質が悪いという訳ではなく、むしろ侮れないなと思う昨今ですが、信頼度は断然日系にまだ分があると思っています。
そんな前置きはさておき本題です。スリコのスマートウォッチは買いか否か、しばらく使ってみたので、私の感想を書きたいと思います。
https://www.palcloset.jp/display/item/2413-GHW-01-000/?cl=36&b=3coins&ss=
写真下手くそですいません。
本機との比較に、より値が張るXiaomiのRedmi Watch 4を選択します。これは父が使っているので正確な比較は出来ませんが、コスパが高いと言われている中華製で1万円前後のスマートウォッチとの比較にはいいかも知れません。
まず機能ですが、基本的な体調管理機能(睡眠データ、血中酸素濃度、心拍数、ストレス評価、あと設定で表皮温度も確認できます)はついていてるので、差異はほとんどありません。表皮温度はパッとみた限り後者には無いのですが設定で表示できるのかもしれません。そもそも表皮温度というのが正確な体温を測ることができるのかという問題があることからデフォルトの設定では付けていないのでしょうか?私が推測するのは表皮温度を測るように設定すると電池の消費量が増えたと感じるのでデフォルト設定にしていないのだと思いますがどうでしょう。
エクササイズ機能においてはスリコの機種でも様々なシーンを設定できるのはコスパの良さを感じさせます。私は運動はもっぱら散歩しかしないので他のシーン設定が必要ではないのですが、繰り返しですが値段の安さを感じさせません。
ハード面においてもっとも差異が見られるのはディスプレイなのは明らかだと思います。Redmi Watch 4は高精度な有機ELディスプレイを採用しており、多分(!)液晶ディスプレイを採用している本機と較べるとチープな感じは否めません。
しかし、昨今はそのチープ感すらエモさに昇華することができるのです。10年ぐらい前に発売されたiPhone4(5?)のカメラ機能が若者に人気を集めているという報道を目にしたことがあります。本機のディスプレイにおいてもむしろそのチープさは欠点ではなく愛嬌だと捉えることは十分、可能だと思います。
バンドに関してはスリコ側に軍配が上がります。Redmi Watch 4はゴムの突起を開口部に差し込む形を採用しているのですが、それは慣れないと案外やりにくいです。おそらくメーカーとしては、別会社も出している様々な別売りのバンドを購入して、カスタマイズしてほしいことを意図してるのかもしれません。
スリコの方は一般的な金具で装着することが出来ます。
個人の好みによりますが、私は断然、こちらの方が好きです。また別売りでバンドの種類を増やすと気分転換にいいと思います。
ただ、改善を求めたい点も存在します。ほぼ全てのスマートウォッチの機種には、スマホがどこにあるかうっかり忘れた際にBluetoothを用いて、スマホから音を鳴らすことが出来るようになる機能がついているのですが、本機の場合、その音がおどろおどろしいのです。自宅内においてこの機能を使う場合は問題ないのですが、公共の場所で使うことがある場合、不安を感じる人も出てくると思います。
全体的な評価を述べると私のように軽い使い方をする人にとっては、そのニーズを満たしており、それ以上を求めるとするとオーバースペックにもなりかねないので十分オススメすることが出来ます。
そもそも、スマートウォッチは従来の機械式やクオーツ式の腕時計との比較において、かなり消耗品としての側面が強いと思います。短期で買い替えることが想定され、そういったものに対して多くの金額をかけずに気軽に購入したいと思う方も大勢いると思います。本商品はそのような嗜好の消費者の期待に応えることができる商品であるとおススメすることができます。