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Channel: リハビリ人間のよろずブログ
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エミリー・ブロンテ 作『嵐が丘』を読んで

解説をまだ読んでないので凡庸な感想かどうか分からないし、歴史的背景を調べてまで書こうとも思わない。だからいい加減で無責任である。題名である嵐が丘と作者が名付けたのは、ヒースクリフの存在がアーンショウ家にとって大きな厄災をもたらす悪魔的存在の隠喩?(表現あってる?)なのだろうか。私は本書をヒースクリフとキャサリンの悲劇的恋愛を主軸とした物語だとは思えなかった。それはヒースクリフに対して同情心を誘うよう...

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三木義一 著『日本の納税者』を読んで

もうかなり以前の話になるが、ある人気タレントが税務調査を受けた際、当局が高額の所得隠しの指摘し、それに従い修正申告と追徴税を支払った。その会見の際、彼は植毛治療を経費にしていたと弁明したが世論はそれを受け入れず、彼の芸能生活は事実上の終焉を迎えた。私は彼の人柄が好きだったので同情的だった記憶がある。 彼の弁明と報道とは多少の齟齬はある。マスコミの報道では架空発注すら行っていたと言う。...

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心得

 中学、高校ともに所属していた部活動の顧問は、両方とも比較的怖い先生だったので、理不尽だと自分が思う事で怒られたりするなどの悪い言葉で言うとパワハラに対するストレス耐性はある程度あるのだと思います。実際、私が働いていた建設設備の会社において、やたらと威圧的に指導してくださる上司がいたのですが、そのような指導に対して嫌気がさすことなく、献身的であったと思います。...

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腰痛が痛い

 日中、あまりにも眠くてソファの上で寝ていたら腰痛になりました。夕方の散歩は歩いていて結構キツかったです。でも終わる頃には鬱々した気分もなくなっていて気分よく終わることが出来ました。これが散歩のいい所ですね。腰痛が残るかどうかは肝心な問題ですが大丈夫でしょう。...

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太田光 著『芸人人語』を読んで

太田光の主張は一貫しているのでフォロワーだったら目新しい箇所はさほどない。だがそれは欠点にならず、むしろ通底に存在する一貫性が彼を信用させる一助となる。様々なものに影響され、それによって培われた持論を守る故に視点が限定されがちで、長年追っていた者からすると既知なものになりがちだ。しかし彼は思想を発表する場に恵まれているので、それ以上を求めるのは贅沢であるし、彼の貫き通すコアな部分は侵される可能性はな...

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守屋毅 著『元禄文化』を読んで

読んだばかりで全然読みは浅いので間違いだらけだと思う。第二章の悪所という観念が面白かった。 元禄の頃、遊里(色街)は悪所と言われていた。遊里は実世界とは隔離されていて(実の世界とは隣り合わせでもあったが)そのような世界で繰り広げられているやり取りが、実世界の恋愛を成就するのは難しい?江戸時代では町民にとってなくてはならないものであったという。 「地女の恋路はうすく、色里の恋路は深くといふ事」...

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杉田 弘毅 著『アメリカの制裁外交』を読んで

この書がアメリカの制裁手段としてドル決済の停止の有効性、その影響力をわかりやすく著された良書なのは確かだ。アメリカがドル決済の停止による金融制裁を多用し始めたのはオバマ政権以降であり、トランプ政権になると武力行使を忌避する自身の意向から無秩序に乱発された。政権ごとに一変する外交方針の一貫性のなさから制裁の効果も今一つで、中国やロシアなどドル離れを模索する国の行動が活発化している。かなり端折ったがその...

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瀧澤 弘和 著『現代経済学』を読んで

著者の経済学の捉え方に感銘を受ける。論点が色々あり、別々の感想があるような気がするのでそれぞれのメモを箇条書きし、後々まとめれたらいいと思う。・そもそも前回読んだ「金融工学の挑戦」で少々踏み込んだ書評を書いたのだが、自信がなく反論の可能性もあるだろうと思い手にした。前回、効用関数の呪縛と表現し、経済学を修めた物がそれに囚われて結局、社会の破綻をもたらすという表現をした。このように思考が現実を規定する...

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アマルティア・セン 著『貧困と飢餓』を読んで

・飢餓は食料供給の減少からなるというアプローチでは飢餓が発生する十分な説明にはならず、所有の権限からのアプローチで飢餓を捕らえた方が有効なケースが多い。例えば供給量が十分でも、ある層の所得が急上昇して食料需要が上がり価格が上昇すると、それに取り残された少ない?権限しか持たない貧困層は食料を得られる機会が減少する。・今、世界は気候変動で食料供給の不確実性が増している。世界中で同時に不作が起こるケースが...

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更新の頻度を大幅に落とします

一応、毎日更新出来たらいいなと思っていたのですが、大幅に落とします。思ったことを書くと、色々うるさく言ってくる人が出てくるのがストレスな状況で、無理に書いていくと体調が悪くなります。 一応、少しだけ今日付の日経から面白かった記事を紹介します(リンクは貼りません)。 製造業は技術者の供給を派遣企業から頼っているという記事です。...

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本日の朝日新聞の統一教会報道について思ったこと

 本日付の朝日新聞の一面において、公然の秘密である安倍晋三前首相と統一教会のつながりが、より公的な事実としての裏付けとなる写真を公開されました。 www.asahi.com...

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テイラー・スウィフトが過激派から恨まれないためにも

 私の思想信条を誰かに分析させると、恐らくリベラルよりに分類されるかと思います。ただ今日のブログ記事はその思想信条を同じくする人に反感を買う事でしょう。ただ、私は元来、保守的であり、また正義と健全な社会の構築という観点から保守、リベラルが平和的に共存するのが理想であると思うので、多くの方を不愉快にさせるのを覚悟して書きます。  私が今さっき思いついたことはさして目新しい視点ではありません。以下です。...

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石破新総裁の最初の試練はすぐ起こるかも

引用は忘れたので示せませんが、あるXの政治系アカンウントで石破新総裁の誕生はアベノミクスの終焉であるのだと喝破している方がいました。 このポストを見て直感的に石破新総裁にとって最初の試練はすぐそこにあるのではないかと感じました。 それは以下です。 短期投機筋による円買いと日本株売り浴びせによる石破ショックの可能性...

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日経から読む経済界の石破氏に対する見方

大層なタイトルですが、軽い記事にしたいと思っています。9月28日付、日本経済新聞において石破自民党新総裁に関する経団連からの反応が書かれています。...

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経済界のデフレ脱却への覚悟

 昨日付の日経で経団連会長の十倉氏は石破氏の経済政策に関して「非常に妥当で安心している」とかなり高く評価している旨の記事が掲載されていました。 www.nikkei.com...

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過疎化の問題をどう捉えるか

 私の数回の転職経験の中で印象的なのは、福井の建設コンサルタントにおいて堰堤(砂防ダム)の点検作業等、土木構造物の改修計画の仕事に携わった経験です。  山中に点在する様々な堰堤を点検しに福井中を車で回るという仕事内容は面白かったのですが、対人環境が最悪すぎて、泣けてくるほどの屈辱を浴びた経験は一生忘れることはないでしょう。...

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罪と向き合えるか

 コンクリート殺人の主犯格の1人が亡くなっていたという報道を目にしましたが、その報道によるとその主犯は反省の様子はなかったと記されています。  罪の苦しさから逃げる中でイキった振る舞いをしてその場をしのぐという典型的な加害者ムーブメントをかましていますが内心はどうだったのか気になります。...

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住友銀行の頭取の決断

三井住友銀行の前身のさくら銀行と住友銀行って合併時には住友銀行のさくら銀行への救済って観られてるんですよね。でも日本名では三井を前にした。金融危機時の際の西川頭取の決断です。...

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NHKらしさ

NHKの局員が自局のイメージを問われた際、真面目で融通の効かない組織であると答えるとしたら笑止千万ですよね。それは古いっていうか表裏を反転すると自分らを過大評価していると思うのです。タチの悪いのはXとかのSNSで干からびたNHKのイメージで「NHKの本気を見た」とかいちいち大言壮語して褒めそやす連中がいることです。こういうのを真に受けて調子づいて人権を無視するような番組を制作するのです。...

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言霊

軽率な行動が人生に影響する失敗に結びつくことはよくあります。私はそれを以前、痛感する出来事がありました。 言霊という言葉がありますが私はその言葉を一方で軽々しい見くびった発言を他人に公言したばかり故、後年、自分の行動を制約し、人を縛り付けるものだという意味だと捉えてます。私は言葉一つ一つにこめられている深淵な恐ろしさを常々実感し、またそれに苦しめられています。...

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